worldsky のすべての投稿

worldsky について

元国内大手航空会社国際線客室乗務員。 乗務経験は15年。 世界20カ国以上への乗務の他、新人教育、社内サービス企画などにも携わった空のサービスのエキスパート。 プロの目から見た合格する人、しない人を徹底的に分析し伝授します。

エアラインスクールには通った方がいいの?

この質問も大変よく受けます。

私は大学3年生の時に準大手くらいのエアラインスクールに約1年通いました。

入社してみてわかったのは、スクール卒業生は(短期の講座のみの方なども含めると)半数くらいは居たのではないでしょうか。

これを多いととるか、少ないととるかは個人差があると思いますが

私がエアラインスクールの最も大きな効用は

モチベーションアップと情報量

だと思います。

現代においてはインターネットで有益な情報がいくらでも手に入りますし、モチベーションはそれこそ個人次第。

しかしながら、同じ目標をもつライバル、講師からの適切な指導によってやる気や自分の弱みがピンポイントにわかったのは大変ありがたかったです。

実は自分で思っている自分と、他人から見た自分は全然違うもの。

ましてや、動いてしゃべっている姿などほとんどの人が客観的に見た事はありませんよね。そこを指摘し、矯正してくれることは大変ありがたいことです。

スクールに入っても強力なライバルに気後れしてしまう人、講師のダメだしで自信を失ってしまう人には向かないと思います。

エアラインのスクール通いはとても強いメンタリティが必要でした。辞めていく方もたくさんいらっしゃいましたので・・・。

通わずに合格している方もたくさんおりましたので、エアラインだろうとそれ以外の企業だろうと、基本的には正確な自己分析やプレゼン力が重要なのは一緒です。

予行演習、というと言い方は悪いですが、もしスクールに通われないようでしたら、航空会社以外の企業でも積極的にエントリーし、面接慣れすることをおすすめします。

私もスクールに通ったとはいえ、1番自分の面接の勝ちパターンを学んだのは、実際の企業面接から、でした。

合格するメイクアップのポイント(1)

CAと言えばメイクバッチリ、なイメージですね。

社内ではメイクアップに関するレッスンがあったり、やり方にも様々な決まりがあり、メイクアップがCAにとって重要なことは言うまでもありません。

ただし、自己流のメイクアップと航空会社のメイクアップは違います。

まず、今日は1番大切なポイントから。

メイクアップで1番重要なパーツはなんだと思いますか?

メイクと言えば目?

アイメイクをしっかりして目力アップを狙うのが正解でしょうか。

いえ、違います。

正解は、肌。ベースメイクが1番重要です。

もし皆さんがお客さまだったとしましょう。

アイメイクの薄い方に接客されても何も思わないと思いますが、お肌の汚い方に接客されたらどうでしょう?

正直、少し不快な気持ちになりますね。清潔感が感じられないからかもしれません。

接客業を担うに当たって、印象で1番重要なのは肌だと思います。

メイクの流行は『目』ですがアイメイクは個性を強調するもの。人によっては好き嫌いもあります。プライベートではおおいに結構ですが、航空会社が求める容姿は個性より『全体美』。

肌の美しさは清潔感や洗練された美しさをアップさせます。肌が美しいということは身体が健康であることを表すサインでもありますし、肌の美しい人を嫌いだという人はいないでしょう。第一印象が勝負のCAにとって、肌が美しいということは大変重要です。

実際にニキビができてしまうと治るまで乗務停止・・・という航空会社もあるくらいです。(某トップエアラインです)

私の会社でも肌が荒れていたり、ニキビがひどかったりすると上司にしっかり直すように言われます。

そのくらい会社も重要視していますから、試験管もそこ(肌)をばっちりと見ています。

肌は1日2日では変わらないもの。メイクのテクニックは1日習えば身に付きますが、お肌はそうはいきません。

普段からコツコツとできることとしては、まずは健やかなお肌をキープすることからおすすめしたいと思います。

必ずや、武器になるでしょう。

次回からは、もっとテクニック的なメイクアップ方法やスキンケアの方法などについてもお話したいと思います。

航空会社は体育会系??

体育会系とは、つまり先輩・後輩の上下関係が厳しく、礼儀や伝統的な慣習を厳格に守る集団生活が基本のような世界のことですが、国内航空会社はそうです。

先輩への気遣い、言葉遣い、態度が礼儀を欠いた場合は注意されますし、仕事の評価にも関係してきます。

自由でフランクな雰囲気が好きな方には向いていないと思います。

もっと現代的で合理的な人間関係の方がいい、そういう方は外資系がいいでしょうね。もっと個人主義であっさりしています。

体育会系であるのはCAだけでなく、運行乗務員(パイロット)の世界でもそうです。実際のフライトでは2人〜3人でコックピットで仕事をするのですが、訓練時代はザ体育会系のようですから、訓練時代を乗り越えるためには実力と共に先輩・後輩の上下関係をきっちりと守り、集団行動を取れることが必要になります。

CAは機材にもよりますが、フライトごとに数人〜数十人のチームを組みます。毎度毎度違うメンバーで仕事をするのです。大手の航空会社の場合、必ずと言っていいほど初対面のクルーと一緒に仕事をすることになります。

ですから、相手(特に先輩)がどんな性格か、何が好きで、何が嫌いか・・・・そんなことはわかりませんから、とりあえず若いうちは礼儀正しく、ハキハキと、謙虚にしている方がいいです。そんな風潮ですから、反発せずに素直に従うことができる性格の方の方が向いているだろうな、と思います。

国内の航空会社というのは個性より統一美を重んじますから、ご自分の性格や適性をよく考えて会社選びをすることも大事だと思います。

CAは玉の輿に乗れる??

CAは男性からモテますか??

これもよく聞かれる質問ですが

ハッキリと断言しますが、

CAはモテます。

男性がCAに魅力を感じる理由は様々だと思うのですが、私は大学生時代は同級生の男の子と仲良くしたり、先輩と付き合ったり・・というごくごく普通の女子大生でしたが、航空会社の内定をいただいてからというもの、本当に毎日お誘いが絶えなくなり、御相手も皆さん医師、弁護士、官僚、外資金融、商社マン・・・いわゆるエリートの方達ばかりでした。

言っておきますが、これは私が特別なんではなく、周りの内定者はみんなそうでした・・・

本当に自分が変わると出会う方が変わる、出会う方が変わると世界が変わるんだな、と思ったものです。

そういった華やかな出会いの時期を経て、更に歳を重ねると皆結婚していくのですが、やはりそのような方々と結ばれることが大変多いです。

玉の輿というと有名企業の御曹司やIT企業の社長の方とのご結婚を指すと思いますが、そういった結婚した同期も何人もいます。

1番多かったのはパイロットとの結婚ですが、私たちからするとパイロットとの方との結婚はいわゆる『社内結婚』ということで華やかさには欠けるように思ってしまうのですが、もちろん素晴らしい結婚相手ですよね。

やはり普通のOLさんや会社員の方よりは華やかな結婚は断然多いと思います。

理由は出会いが多い事、そして女性としての教養、マナーを身につけていて、会話の切り返しがうまい、気が利く・・・そんなところでしょうか。

もちろん容姿もあるとは思いますが、容姿だけで勝負するとしたら、モデルやレースクィーンといった『美』を売りにしている方には叶いません。

しかしながら、容姿以外でもすべての平均点の高いCAはやはり男性からすると奥さん候補になりやすいのだと思います。

CAになってよかったこと(2)

皆様はテーブルマナーやお食事のルールをどのくらいご存知でしょうか。

コース料理の順番、飾り皿の使い方、カトラリーの正しい順番、グラスに注ぐお飲物の量、ティーセットのセッティングの仕方、お食事とワインの相性、世界中のチーズの種類、紅茶の種類・・・・

身近な和食ですら、自分から見て左右どちら側がご飯茶碗と汁碗か、正しい位置をご存知でない方もいるかもしれません。

これらは女性であれば当然教養として、知っているはずのことです。

洗練された一流の女性になるのであれば、知っているだけでなく、日々実践し、習慣として身につけるべき事柄ですね。

航空会社では主にファーストクラス訓練の時にそれらを全て研修で習い、日々仕事で実践して身につけてゆきます。

前回もお話した内容になりますが、お給料をいただいて、こんなお勉強ができ自分磨きができるというのは本当に恵まれたお仕事だな、と思っていました。

マナー教室、テーブルコーディネート教室、チーズやワインの教室、高級レストランでの食事・・・

本来ならば、自分で投資をして身につける事柄を会社がすべて教えてくれるのです。それもプロとして接客できるレベルにまで訓練してもらえますからクオリティの高いものが身に付きます。

CAは女子力が高い!と世間では思われていますが、会社がこのような女子力アップのレッスンを行っているのですから当然ですね。

未だに男性から人気の高い職業のCAですが、容姿だけでなく女性としてのマナーと教養を身につけているから

という理由も多いにあると思います。

CAになってよかったこと(1)

『CAになってよかったことは何ですか』

これも大変多い質問です。

そして回答が大変難しい質問です。

何故なら、国際線CAになってよかったことは山ほどあるから!!です。

まず一番最初に上げられるのはその名の通り世界中を訪れることができることですね。

私は軽く30都市以上はフライトで滞在したことがあります。

この経験を大学を卒業してからの20代のうちに自分1人でやろうとしたら、費用も時間も莫大にかかりますし、難しいと思います。

20代という多感で多いに勉強と冒険ができる時期にこの経験ができるのはお金では買えない価値があります、いやお金はもらえますね、お給料で。

私はCAとして働いている時、お金をいただいて勉強しているようなものだな、と思っていました。

各国の文化、つまり言語、人との出会い、街での思い出、食事、ショッピング・・・これらをお給料としてお金をいただきながら経験できるって最高だと思いませんか。

観光客とは違いますから、よりローカルな面に触れる事も可能です。

ラスベガスのベラッジオの噴水、抜けるような青空のカリフォルニア、−30度の厳冬のシカゴ、喧噪と刺激に満ちたニューヨーク、北極圏から眺めたオーロラ、シャンゼリゼ通りのクリスマス、ロンドンで見たオペラ座の怪人、哀愁を感じる東南アジアの夕暮れ、万里の長城から見た圧巻の景色・・・

思い出せばキリがありません。

今でも世界中トランク一つでフラッと出かけられるような気がしますし、そういう自信もつきました。

今一番食べたいものはサンパウロで食べたシュラスコ!!

昨日のサッカーブラジル戦の影響かもしれませんが(笑)

もちろん、海外のサッカーやベースボールのクラブチームがお好きなら、現地で試合観戦することが可能ですよ。

国際的おっかけをしている同僚もおりました。

 

CAの英語、TOEICは必要??国内航空会社編

こんばんは。

引き続き英語の話が続きます。

よく、TOEIC何点必要ですか?という質問がありますが

国内航空会社では◯◯点以上、という応募基準が定められています・・・

もちろん点数の証明書も添付しなければなりません。

実は私は、新卒当時TOEICは500点台という、大変恥ずかしい結果でした・・・

もちろん、応募基準には満たなかったのですが何食わぬ顔で証明書も貼付け、提出致しました。

結果は合格でした。

最終面接の際に『入社したらもう少し英語も頑張ろうね』と言われたような言われなかったような・・・とにかくそこに関して厳しく追求されることはありませんでした。

エントリーシートの他の項目に関してはたくさんの質問を受けましたが・・・

ですから、『受かるエントリーシート』を書いていれば、

言い換えれば

英語以外で採用側の関心を引き出し魅力をアピールできれば

TOEICの点数など多少の不備は不問にしてもらるでしょう。

前回も言いましたが、

英語だけでなく、魅力の平均点の高い子が欲しいという原則を忘れずに。

もちろん、点数が高いにこしたことはありません。

英語は時間のある時期からコツコツとやっておきましょうね。

CAの英語(2)

ご無沙汰しております。

前回に続きましてCAの英語、第二弾です。

前提として、英語ができた方が国際線CAには強みであることは言うまでもありません。

だいたい、英語で悩まれるCA志望の方は英語が苦手なので悩んでいらっしゃるのですよね。

そういう方へ、合格への必勝法をお教えします。

CAに必要なスキルはどんなものがあると思いますか?

第一印象で惚れ惚れしてしまうようなモデル級の容姿と笑顔、数多くのお客さまのオーダーをスマートにさばくフロア責任者、機転のきくウェイトレス(ウェイター)、非常事態に頼れる保安要員、機内販売をたくさん売り上げる敏腕セールス員、お子様をうまくあやせるベビーシッター、ベッドやトイレ、機内の備品を美しく保つハウスキーパー・・・、何役分のスキルが必要なのかわかりませんね。

英語とは、このようにたくさん必要とされるCAの適性の中の一つに過ぎないのです。

会社が欲しいのは

スペシャリストよりゼネラリスト。

なにかどれかが満点の人よりも、平均点が高い子が欲しいのです。

ですから、たとえ英語が不得意でも

その他に持てる能力の平均点が高ければ問題ない、と言えます。

逆に英語だけできても、その他の能力が低い、と見なされたら合格できません。

英語、英語、と血眼になってそればかり勉強するのではなく

英語を勉強しながらも、俯瞰的に自分がどのような強みがあるのか自己分析しつつ、平均点の底上げを狙いましょう!!

CAの英語(1)外資航空会社編

国際線のCAというと、『英語ペラペラ』なイメージがありますね。

CAに必要な英語力というとバイリンガル並みのスキルを想像されるかもしれませんが、

実はそうでもありません。

日系、外資系を比べるとやはり外資系の方が高いスキルを求められます。

今回は外資系エアラインについてお話しましょう。

エントリーシートから面接まですべて英語で行われますから、それなりに英語ができないと試験を受けることすら困難です。

何より、外資系は受験者に英語力に自信のある海外生活経験者が多いですから、そういったライバルに打ち勝つ為にも英語力がないと戦えないでしょう。

しかし、外資系のエアラインはどうして日本人乗務員を採用するのか、考えてみたことはありますか??

何も英語が母国語ではない日本人をわざわざ採用しなくても、(訓練や渡航費など多くの経費がかかることです)すべて自国の乗務員を雇えばいいはずです。

日本人が外資系エアラインに採用される理由、それは

『日本人のお客さまを接客する為であり、つまり日本語要員として』

そして昨今では

『おもてなしに表されるような日本人の高いホスピタリティースキルを求めて』

採用されるのです。

ですから、外資系航空会社では英語だけで勝負するのではなく、

日本人として何ができるか、どのようなメリットやサービスを提供できるか

そちらを全面に出して採用試験の臨まれるとよいでしょう。

ちなみに私は大手日系航空会社におりましたが、その在籍中にご縁あって中東の某ナショナルフラッグエアラインからヘッドハンティングを受けました。

私はそんなに英語が堪能ではないのですが、書類、一次、二次を通り越し、最終面接から受けて欲しい、と言われました。

私は当時の環境に満足しておりましたので、そのようなお話は辞退すると一旦お伝えいたしましたが、その後も何度か勧誘のメールを戴きました。

その時のお相手のエアラインのボスは、『日本の航空会社のファーストクラスを専任できる高いホスピタリティーを持った人材が欲しい』と言っておられました。

それは経験者だけではなく、新入社員に求める期待でもあるでしょう。

言い換えれば英語よりも

日本人としての感性、美徳、ホスピタリティーを体現できるかどうかが大切であることを忘れないで下さい。

ファーストクラスにお乗りになる方の習慣(2)

前回はファーストクラスにお乗りになる方の行動や習慣についてお話しました。

今回は目で見てすぐにわかるような特徴についてお話したいと思います。

ファーストクラスには老若男女様々な方がお乗りになりますから、お洋服や持ち物の好みはそれぞれでいらっしゃいます。

有名な俳優、女優さんなどはファッショナブルですし、大会社の役員の方など社名の看板を背負っている方はコンサバティブ、若くして成功された経営者の方はこだわりと自己主張の強いアイテムをお召しになる・・・など。

 

しかしみなさまに共通していたのは

上質で奇麗に磨かれた靴をお召しであった、ということです。

 

それが、イギリスの老舗職人がオーダーメイドで作った革靴であろうと、プレミアがつくスニーカーだろうと、針のように細いピンヒールのハイヒールであろうと・・・

汚れていたり、使い古されていたり、ましてやかかとを踏んでいらっしゃることなど決してありませんでした。

機内ですから、リラックスウェアでいらっしゃる方も当然おりますが、それでも足下がだらしのない方というのはいなかったのです。

それが、良くも悪くも後方座席(ビジネス→エコノミー)といくにつれて、足元の汚いお客さまが増えてくるのですね。

(CAというのは歩くときやカートを引くときにお客さまの足を踏んでは大変ですから、皆様の足元を本当によくじ〜〜っと見ているものなのです)

 

文字通り、足元をしっかりと固めずしてその上の発展はない、ということかもしれません。

足元という一見誰の目にも触れないところにも、細心の注意を払う、
その自分への責任感と意識の高さが、人生の質の高さにつながっているのかもしれませんね。